【本記事は5分くらいで読めます】
こんにちは、エロシコ大学です。
私は同人ゲームの作成をしている弱小同人サークル運営者なのですが、
やはり気になるのが、「販売数」「売上」になります。
正確に言うと同人は個人の「頒布」であり、趣味の一環のため、同人界のマナーとして売上とかは考えてはいけないのですが、
とはいえ売上とか販売数が滅茶苦茶気になるわけです。
というわけで、本記事は実際に売れている作品などを分析し、「どうやったら同人作品が売れるのか」をデータの分析や経験則から考えてみようと思います。
なお、今回はコミケなどの同人即売会は考えず、DLsiteさんを利用したダウンロード販売に絞って考えます。また、データなどは主にDLsiteさんから引用しております。
エロじゃないと売れない
まず大前提として、同人作品はエロじゃないと売るのは難しいです。
これはトップ層も初心者層も同様です。
例えば現在最も売れている全年齢向け作品は、5万本となっていますが、
エロ同人の場合は11万本となっています。
この傾向は初心者層ではより顕著になります。
同人作品で売上を出したいと考え、更に特にエロに抵抗がないならエロ同人がおすすめです。
考察
ではなぜ全年齢向け同人が売れないのか。
これは同人に求めるものが、一般作品から離れたもの、とりわけ性的なもの、だからだと考えます。
生活をしていて目に触れるものは「一般向けのコンテンツ」です。
テレビで放映されているアニメや漫画雑誌などは基本的に一般向けです。
そうした大手の制作会社が出している作品より、マニアックな物を見たい人が一定数存在します。
一般向けのマニアックなものは昔ではそれこそ同人誌などで発表していましたが、昨今ではブログやyoutube、SNSなどで無料かつ、すぐに見ることができます。
そうなると”一般的ではないマニアックなもの”すなわち”エロい物”を同人作品で探すことになり、結果エロ同人の方が売れる傾向にあるのだと思います。
また、一般向け作品に比べ、エロ同人には性欲というブーストがかかります。
性欲を満たすために、財布の紐は緩みやすいため、より売れやすいとも言えます。
エロ同人を購入するタイミング
本記事では、エロ同人を購入する状況として、
購入者が「家でゆっくりしており、かつムラムラしている」状態であると考えています。
これを前提にどういう作品が売れるのかを考えていきましょう。
エロ同人で売れるコンテンツは?
同人作品でよく売れるコンテンツはなんでしょうか。
同人には大きく分けて、5つのコンテンツがあります。
内訳と詳細は
漫画→その名の通り漫画。 |
CG集→イラストが主体となっており、差分などでバリエーションを豊富にしている。 |
ゲーム→主にPCでプレイする。イラスト作成だけでなく、ゲームの制作も必要になるため、作成に時間とPCの知識が必要。 |
音声作品→エッチな音声を流すもの。シナリオ作成、声優さんへの依頼など、時間とお金がかかる |
動画作品→普通のアニメ作成だけでなく、3D作品などもある。難易度バリ高い。 |
になります。
現在、累計販売数で最も売れている作品は
KOMOTO先生の漫画作品の、Connect-少女は触手と愛をつむぐ-であり、その販売数は11万を超えています!
それだけ見ると漫画が一番いいのか?となりますが、そうではありません。
累計販売数ランキングの上位10以内中、7作品がゲーム作品になります!
そのため、エロ同人は圧倒的にゲームが売れていると言えるでしょう
考察
CG集や漫画作品は世の中に多く溢れています。単純にエロイラストで抜きたいのであれば、わざわざ購入せずにピクシブやツイッターで十分な場合が多いのです。
その中で売れるためには、イラストのエロさ、知名度、広告が必要になります。
実際、CG集や漫画の販売ランキング上位の作品を見ると、それらの条件が揃っている作品ばかりです。
例えば先述したConnect-少女は触手と愛をつむぐ-はイラストのクオリティが非常に高く、かつ広告もよく見られます。
一方のゲーム作品では、私の経験上、あまり広告も打たれていないように感じます。
ですが、CG集や漫画には無いゲームの特性として、自分でキャラクターを操作することによるエロへの没入感が高い点が挙げられます。
そのため、「どうせ買うならゲームがいいな!」という思考でゲームを買うのかと考えます。
どのゲームが売れるのか
では次にどんなゲームが売れるのでしょうか。
これは先程同様に累計ランキングを見ると、圧倒的にシュミレーションゲームが売れています。
ゲーム上位10作品中、7作品がシミュレーションゲーム(以下SMG)です。
ちなみに残り3作品はRPGです。
売れるシミュレーションとRPG
売れている上位10位を見ていて面白いのが、SMGとRPGで全く趣向が異なっている点でした。
売れているSMGは主人公が必ず男、
一方売れているRPGは主人公が必ず女でした。
販売数が最も多いSMGは伝説的同人作品であるTeaching Feelingです。
これは医者である主人公が虐待されて寡黙な少女を引き取り、穏やかな日々を送るゲームです。
他のSMGも主人公の立場や女の子の個性は異なりますが、
共通して「男主人公が、リアルな世界で女の子と生活をおくるゲーム」になっています。
一方のRPGでは「女性主人公、敗北すると敵に犯される、武器装備欄で服を脱ぐことが出来る、非現実的で割りとハードな世界観」が共通していました。
SMGでは、プレイヤーは主人公として女の子とエッチを楽しむ
RPGでは、神の視点で如何に女の子にエッチな目に合わせるかを楽しむ
という趣向の違いがありそうです。
まとめ
まとめとして、
売れる同人を作るには
エロ、ゲーム、特にシミュレーションゲームが良い。
という感じになりました。
とは言え、いきなりシミュレーションゲームを作成するのは中々大変です。
シミュレーションゲームは「ゲーム自体のフォーマット」を自分で考え、作成する必要があるため、unityなどのゲームユニットフォームを学ぶ必要があるためです。(もしかしたらこうしたオリジナリティの高さもSMGが売れる原因の一つかもしれません)
そのため、まだ同人ゲームを作ったことがないという方はRPGを作ると良いかと思います。
理由はRPGツクールなど、プログラミングを一切せずにゲームを作るツールが充実しているためです。
中でもRPGツクールMVはプラグインなどが充実しておりおすすめです。
是非エロ同人作成の参考にしていただければ幸いです。